目黒シネマで「プール」(2009年、大森美香)を鑑賞する。これまた何も起こらないシンプルで緩い映画。
- 出版社/メーカー: バップ
- 発売日: 2010/04/09
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タイのチェンマイ郊外のプールのあるゲストハウスで働く母(小林聡美)に、日本から娘が会いに来て、数日間過ごして帰国するだけの話。ストーリーの起伏があまりない、環境音楽のようなまったりした映画。
小林聡美ともたいまさこのコンビをキャスティングして、“緩い”映画を撮るというのは、正直ややあざとい感じがしないわけではない。この映画の空気感を受け入れられるかどうか、観客にかかっている。そういう意味では観客を選ぶ映画だろう。波長があえば琴線に触れるのだろうか。
私はタイの風景などのシーンのなかには訴えるものがあるが、多少ゆったりした気分になる程度で、ぐっと胸に迫るほどのインパクトはなかった。やや物足りない。せわしない日常に追われて疲れているのかもしれないけれど。
やや余談だが、加瀬亮の家の鍋が美味しそうだった。レシピがほしい。