キンドル(Kindle)が届いてから、すぐにファームウェア更新(バージョン2.3)の発表があった。自動で更新されるというので、そのまま待っていたが、一向に更新される気配がない。ネットをみると日本のユーザが無視されているわけではないようだが、なぜかいつまでも更新されない。そこで、しびれを切らして手動で更新することにした。
手順は、更新ファイルをダウンロードして、キンドルのルートディレクトリに置いてから、キンドルで更新指示するだけだが、初めてのデバイスなので慎重に作業する。更新処理中、「数分かかるよ」という表示をハラハラしながら眺めていたが無事終了。
新ファームウェアでの主な追加機能は、PDFファイルのネイティブ対応、ランドスケープ表示の2つ。ファームウェア更新後、両方の動作を確認する。
埋め込みフォントの日本語のPDFファイルも表示できた。しかし、PDFリーダーとしてはズーム機能がない(なぜだ!)ので、現状での使い勝手はイマイチ。ページをフィットする表示しかできないので、A4ページを表示するには画面が小さすぎる。小さい文字はまったく読めない。今後のバージョンアップに期待したい。
今回のバージョンアップは、他社の電子ブックリーダとのきびしい競争によりもたらされたものだろう。こうした「競争」は歓迎したい。