角川シネマ新宿で「女の子ものがたり」(2009年、森岡利行)を鑑賞する。西原理恵子の自叙伝的コミックの映画化。例のシネマ2での上映だったので劇場がしょぼくて残念。
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
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友情がテーマの陳腐な物語と言ってしまえば、その通りなのだが、それだけに普遍的でもある。若い頃のこうした思い出は、誰にとっても貴重だということを思い起こすことができる映画。
三人の女の子を演じる役者が、地方の美しい情景のなか、小学生時代、高校生時代を通して輝いているのは特筆できる。その後、深津絵里が演じるヒロインの年代には、残りふたりが不在なのは寂しさを誘う。
それにしても、この映画出てくる男はひどい。これが原作者の男性観なのか。当時の地方では、女性は男性に依存するしか生きる術がなかったということも示唆しているのか。
あと現在のヒロインが住んでいる一軒家がいい感じ。仕事場のディテールもすばらしい。縁側付きの家はいいなぁ。あこがれます。