DVDで「チャーリーとチョコレート工場」(2005年、ティム・バートン)を鑑賞する。ロアルド・ダールの児童文学の映像化。
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2009/07/08
- メディア: DVD
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全体としては、インパクトに欠ける印象を受ける。ティム・バートンとジョニー・デップのコンビならば、もう少しビターな作品だろうと期待が大きかった分だけ期待はずれか。
ジョニー・デップ演じるウォンカが、“parents”という言葉を口にできないアダルトチルドレンとして描かれており、家族愛を前面に押し出した演出も何かあざとく感じられあまり好きではない。まあ、純朴な童心を失くしたやさぐれ者の戯言と笑えば笑えといったところだが。
それでも「2001年宇宙の旅」「サタデー・ナイト・フィーバー」などの著名映画のパロディや、Queen、Kissなどのロックバンドを思わせるアレンジの音楽は楽しめる。
やはり主人公のチャーリーが地味なのはつまらないし、登場する女の子が性悪なのもいただけない。主人公が、かわいいヒロインならばテンションが上がったのだが――。