退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

クリストファー・ベルトン『英語は多読が一番!』

英語は多読が一番! (ちくまプリマー新書)

英語は多読が一番! (ちくまプリマー新書)

英語を学ぶには物語の本を多読するのが一番だというのは、正直いうと疑問だけれど、あえて多読に挑もうとする人にとっては実践的なガイドとして役に立つだろう。

「ジャンル別単語リスト」(p.66)と「自分の英語レベルを把握する」(p.117)は、特にいいなと思いながら読んだ。「自分の英語レベルを把握する」では、同じ内容を各レベルの英語で書き直していて、簡単に自分のレベルをチェックできるのでおすすめ。

また、おすすめの本のセクションでは、「英語で本を読む楽しみのひとつは、原作者がネイティブスピーカー向けて書いたそのままの語で読むことではないでしょうか」として、Graded Readersなどのリライトされたものやネイティブ以外の読者を想定した本以外を挙げている。

まあ、おすすめ本については、個人の趣味趣向が深く関わってくるから、どれだけ自分にあっているかよくわからない。だから、もう少し紙面を割いてそれぞれの本をアピールしてほしかったかも。