退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

石田ゆり子『石田ゆり子 京の手習いはじめ』

雑誌『Grazia(グラツィア)』でのさまざまな京都体験の連載をまとめたフォト・エッセイ集。ハードカバーで写真満載のなかなか立派な装丁の本です。

石田ゆり子 京の手習いはじめ

石田ゆり子 京の手習いはじめ

「京都=和服」という発想も多少安易かなと思いますが、石田ゆり子さんの和服の着こなしが存分に楽しめます。さすがに美人なので和服姿も見栄えがしますが、登場する京都の人たちの着こなしはさらにさすがだなと思いました。

また自筆イラストを披露している「石田さんの取材奮闘記録」は、取材の楽しそうな雰囲気が出ていてよかったです。

まあ写真集ではないので撮影条件も厳しくかったかもしれませんが、全編を通して石田さんを「もっと綺麗に撮ってあげて」と思いながら読みました。表紙は、京湯葉専門店・千丸屋の暖簾から顔を出しているカットです。構図はいいのですが表情が…。なんでこの写真が表紙なのかしらん。