理論編にある「本はたくさん読めば読むほどダメになる」「頑張って読めば読むほど頭に入らない」というのは、正直どうなのかなと思いながら読んだ。読者を惹き付けるためだろうが、反論がある人も多いのではないか。
実践編での実践的トレーニングは、オカルトのような速読本が多いなかでは、いたって常識的で自分でもできそうな気にさせてくれる。自ら「体育系」と呼ぶメソッドで、ステップごとのトレーニング方法が紹介されていて、速読を習得可能な技能としてとらえている。もちろん上達するには、それなりに時間がかかり、速読本を読んで易々と会得できるものでないこともわかる。
速読の技能は有用なので、もう何冊か関連書籍を読んでみようと思う。

フォーカス・リーディング 「1冊10分」のスピードで、10倍の効果を出す いいとこどり読書術
- 作者: 寺田昌嗣
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2008/08/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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