ヒッチコックの意欲的なサスペンス。DVDで鑑賞。
骨折したカメラマンが向かいのアパートを覗き見している間に、殺人事件に巻き込まれるという話。終始、主人公の部屋からの視点で描かれていて、骨折のために動けないという設定が秀逸。次々にイベントが起こり、「緊張感」がラストまで持続するので気を抜けない。ラストはやや呆気ない気もするが、あんなものだろうか。
それにしても向かいのアパートがよく見えること。まさに覗き放題。向かいのアパートからは、こちらがどのように見えるのかが、ずっと気になったが、ついにその視点のシーンはなかったようだ。
グレース・ケリー がとても美しい。ヒッチコックのの映画は登場人物が美男美女なので、どうも現実離れしていると、いつも思う。
ところで、昨年公開された映画『ディスタービア』が、この『裏窓』の盗作だと、スピルバーグらが訴えられたと報じていた。盗作かオマージュかむずかしいものだ。
- 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
- 発売日: 2004/07/07
- メディア: DVD
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