退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

ほぼ日手帳の秘密 2007

この前、ロフトで「ほぼ日手帳2009」を見かけて、この手帳に興味を持ち、この本を図書館で借りてきた。

様々の人たちの利用例が紹介それているが、自由過ぎる。なかには日付を無視して、イラストをどんどん書いたり、スクラップブックのように使ったりしている人も多い。そうなると素直にスケッチブックやスクラップブックを使えばいいのにと思うが、手帳とは何なのかということを考えさせられる契機にはなる。

全体にしてビジネスパーソンより、クリエーターとしての使用例が強調されているように感じられる。一応、サラリーマンも登場するが、予定表がスカスカで、あまり多忙という感じがない。スケジュール帳として使うには、スペースが小さいと思うのだが…。ま、人それぞれだろうが。

おもしろかったのは、「ほぼ日手帳、制作ドキュメント」である。綴じの強度不足、ペンホルダーの寸法不良などの多くの品質問題への対処に誠意が感じられる。また年々、ユーザの要望によって、手帳が進化していく様子は感動的ですらある。この手帳が人気を集めている理由がうかがえる。

ほぼ日手帳の秘密 2007

ほぼ日手帳の秘密 2007