退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

『スピード』(1994)

映画「スピード」(マーク・ゴードン, 1994年)をDVDで鑑賞。「エレベータ」「バス」「地下鉄」を舞台に爆弾魔との対決を描く。70年代のポリスアクション映画のテイストを感じさせるアクション映画の佳作。ま、良くも悪くもアメリカンな映画だが、結構楽しめます。

注文をつけるなら、犯人役のデニス・ホッパーには、もっと異常者ぶりを発揮してほしかった。やや淡白だったかも。あと地下鉄のシーンは蛇足だと思う。バスの事件が解決した後、そのままエンディングにもっていくべきだったかも。デニス・ホッパーに見せ場が必要だったのかもしれないけど。

またバスの速度が一定以下になると爆発するという設定はあまりにも有名だが、映画のなかで、「これは50mph切っただろう」というシーンがいくつかあったが、もちろん爆発しないけど。単にスローモーションだったのかな。

今回、この映画を観て「新幹線大爆破」(佐藤純弥, 1975年)を観たくなった。ついでに「動脈列島」(増村保造, 1975年)も。