先日、東銀座・東劇で上映中の「2001年宇宙の旅」(1968年、原題: 2001:A Space Odyssey)を観てきた。
今年3月死去したアーサー・C・クラークを追悼し、また作品公開40周年と監督生誕80年を記念したアンコール上映だ。ただニュープリントではなく、2001年に使用したフィルムなので、それほど高画質ではなかったのは残念。また70mmフィルムを35mmフィルムに変換しているため、左右両端に黒い部分が生じていた。また、いよいよ始まるかと思ったら突然、「男はつらいよ」の予告編が流れたので、ちょっとびっくりした。さすがに松竹のお膝元である。
何度も見た映画だが、この歴史的な作品を大きなスクリーンで観ることができたのは収穫だった。ディスカバリー号は、21世紀の今日観ても十分洗練されている。VFX技術の未成熟だった時代に、この映像は驚嘆するばかりだ。
上映終了後、おっさんが「何度見ても、わかんない映画だよね」と映画館のスタッフと話していた。まあそういうものだろう。18日までなので是非。