中央公論2008年5月号の特集「達人たちが語る 知的整理法革命」を読んだ。野口悠紀雄、梅田望夫、外山滋比古、佐藤優、勝間和代、茂木健一郎という錚々たる執筆陣で、以前より目を付けていたが、禁帯がとれたので図書館から借りてきた。
まず各人の読書量が尋常でないのに驚かされる。アウトプットするためには、何倍ものインプットが必要だということだろうが、それぞれの読書法に特徴がありおもしろい。ページの端を折ったりマークしたりしない人、重要部分を鉛筆で囲む人、付箋を貼る人、書き写す人など様々だ。
さて、特集記事のなかで佐藤優の「スーパー情報術」がとくに興味深かったのでメモしておく。はっきり覚えてないが、以前AERAでも同じテーマで語っていたような記憶があるが…。それをすぐに取り出せない時点でダメダメなのかしら。
- 時系列による資料整理法――ゆうパックの梱包箱(大)を使った整理法を紹介している。「押し出しファイリング」方式と似ている。既に同じような方法を実践しているが、封筒に放り込んでから箱に入れているが、なかなか適当な箱がない。ゆうパックの箱では、サイズが40×32×23cmなので、A4サイズの封筒を入れるには収まりがわるい。入手が容易で適当なサイズのダンボール箱はないものかと物色中。
- ノート1冊方式――すべての情報をコクヨ キャンパスノートセミB5 A罫7mm 100枚(B5版100枚の大学ノート)に記録する、という記録術を紹介している。これは獄中の制約から始めたとのこと。電子メールなどのネットからの情報や検索についてはどうなのかなと思うが試してみたいと思う。実際メモを探し回ることが少なからずある。
- 基礎知識のメンテナンス――通史の参考書籍として『岩波講座 世界歴史(第1期)』を推薦している。近くの図書館を調べてみると、ダメ出しされていた第2期は開架にあるが、第1期は書庫にあることがわかった。さしあたり「神聖ローマ帝国」のあたりを読んでみたい。
それにしても、『文學界』から『SPA!』まで縦横無尽に書いている佐藤優は超・売れっ子。スゴすぎます。
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
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