退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

『東京人』2008年3月号特集「商店街の歩き方」

「東京人」2008年3月号の特集「商店街の歩き方」を楽しく読んだ。私は商店街が好きなのである。以前その近くに住んでいた戸越銀座商店街は私の東京生活の原点であったし、いまも時々行く阿佐谷パールセンターや中野サンモールには大いに憧れているのである。

数ヶ月前、戸越銀座にひさしぶりに行ったが、天蓋もなく電柱もそのままで昔と変わらない街並みだった。しかし、この雑誌によると、電柱の地中化工事が進められており、防犯カメラや無線アンテナを備えた「ハイテク街道灯」が設置されるとのことだ。がんばっているなぁ。

いま住んでいる街にはいわゆる商店街はないが、ショッピングセンター内に多くの個人商店が入居していた地下フロアがあった。だが改装時に、そうした商店は大手資本のチェーン店らしきものに随分と入れ替わってしまった。実につまらない。いつかは再び商店街のある街を昼からブラブラ歩くような生活を送りたいものである。

東京人 2008年 03月号 [雑誌]

東京人 2008年 03月号 [雑誌]