退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

2019-12-01から1日間の記事一覧

【映画感想】『骨までしゃぶる』(1966) / 加藤泰監督が明治時代の遊郭の裏表を描く名作

新文芸坐の《映画監督・加藤泰 情念の横溢》で映画『骨までしゃぶる』(1966年)を鑑賞。主演は加藤泰組の常連・桜町弘子。夏八木勲の映画デビュー作でもある。白黒映画。明治30年代の洲崎新地。極貧のため郭に売られた貧農の娘・お絹(桜町弘子)は、着物や部…