退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

【読書感想】青木ゆか、ほしのゆみ『ずるいえいご』(日本経済新聞出版社、2014年)

ずばり表紙のマンガを見て手に取ってみました。表紙買いの本です。この本はこれまでに得てきた英語資産(中学レベル)で活用して英語を話せるようになろうというのがネライです。本質は「すてるえいご」なのですが、そのタイトルでは売れないと言われ、「ず…

iPhoneのカレンダーアプリ「Refills」を使ってます

今回はiPhone導入からずっと使っているアプリ「Refills」を紹介します。併せて、最近試してみたGoogle Calendarの純正アプリについても触れます。 Symbian OS時代(先史) iPhoneを使う前からスケジュール管理はGoolge Calendarを利用していました。当時はノ…

【映画感想】『女の一生』(1962) / 京マチ子が演じる淋しい女の一生

新文芸坐の《艶と凛 大映に咲いたふたつの名花 京マチ子と山本富士子》で、映画『女の一生』(1962年、監督:増村保造)を鑑賞。主演は京マチ子。「女の一生」という題名の作品はモーパッサンをはじめいろいろあるが、本作は森本薫の戯曲が原作で、杉浦春子が…

所沢市の「育休退園」で思ったこと

所沢市の「育休退園」問題が話題になっている。0~2歳児の子どもを保育園に預けている母親が新たに出産して育児休業を取った際、預けている子どもが退園しなければならないという制度だ。市は今年の4月からの導入を決定していたが、反発した保護者11人が6月2…

【映画感想】『濹東綺譚』(1960) / 永井荷風の代表作を山本富士子主演で映画化

新文芸坐の《艶と凛 大映に咲いたふたつの名花 京マチ子と山本富士子》で、映画『濹東綺譚』(1960年、監督:豊田四郎)を鑑賞。永井荷風の同名小説の映画化。荷風の没後1周年記念で映画化されたという。墨東綺譚 [DVD]出版社/メーカー: 東宝発売日: 2005/10/2…

「ボッティチェリとルネサンス」展 @Bukamura ザ・ミュージアム

渋谷で開催中の「ボッティチェリとルネサンス」展を見てきました。サンドロ・ボッティチェリ(1445-1510年)の作品を中心に、金融業で栄華を誇ったルネサンス期のフィレンツェに生まれた芸術を紹介する展覧会です。Bunkamuraザ・ミュージアム 『ボッティチェ…

週刊ダイヤモンドの「タカラヅカ特集」がすごい!

現在発売中の「週刊ダイヤモンド」(2015年 6/27 号)の特集は、なんと今年101年目を迎えた宝塚歌劇団。さっそく読んでみました。経済誌とは思えないヴィジュアルな誌面づくりが素晴らしい。劇団の全面協力(?)のもと生徒たちを含む劇団関係者へのインタビュー…

ニコ生にしゃわこが出てた!

週末、しゃわここと秦佐和子がニコ生に出ていたのを見ました。「Bonjour♪恋味パティスリーイベント直前! Sweet マロマロ生放送!」という冠番組です。久しぶりに動いている秦さんを見れて安心しました。しばらくアーカイブが残っていると思うのでチェックし…

進化したカシオの関数電卓「CLASSWIZ」に触ってきた

ずっと使ってきた関数電卓が壊れた。そこで新調しようかと思い量販店をチェックしたら、関数電卓が飛躍的に進化していたので紹介したい。カシオの第三世代の関数電卓「CLASSWIZ」である。いちばんの特徴は高精細の液晶画面に日本語表示ができること。まあ理…

【映画感想】『洋菓子店コアンドル』(2011) / 鹿児島から上京した蒼井優がパティシエールを目指します

映画『洋菓子店コアンドル』(2011年、監督:深川栄洋)を、Huluで鑑賞。鹿児島から彼氏を追って上京してきた田舎娘なつめ(蒼井優)が、見習いとして働きならがパティシエールを目指す。そして、かつては伝説のパティシエと呼ばれたが、子どもを事故で失った…

「アクエリオン展 Part1 10周年の軌跡」 @杉並アニメーションミュージアム

少し前になりますが、杉並アニメーションミュージアムで「アクエリオン展」を見てきました。2005年に放送されたアニメ『創聖のアクエリオン』。今年で放送10周年を迎えることを記念し、さらに続編の『アクエリオンEVOL』(2012年)、そして今年7月から放送され…

【映画感想】『ミッドウェイ』(1976) / ハリウッド大作なのに流用映像ばっかり…

Huluで映画『ミッドウェイ』(1976年、監督:ジャック・スマイト)を見ました。太平洋戦争の転機となったミッドウェイ海戦を日米双方から描いた戦争映画です。ミッドウェイ 特別版 [DVD]出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル発売日: 2012/04/13メディア:…

展覧会図録『岡崎京子 戦場のガールズ・ライフ』を読んでみた

今年3月まで世田谷文学館で開催されていた「岡田京子展」の図録を読んでみました。私も会期終了間際に足を運びましたが、すばらしい展覧会でした。最近は展覧会の図録が書籍として刊行されるのがトレンドになっていますが、この図録も平凡社から出版されてる…

【読書感想】ヤマザキマリ『国境のない生き方: 私をつくった本と旅』(小学館新書、2014年)

映画にもなったコミック『テルマエ・ロマネ』の作者・ヤマザキマリの半生記。国境のない生き方: 私をつくった本と旅 (小学館新書)作者:ヤマザキ マリ発売日: 2015/04/01メディア: 新書彼女の作品を読んで、いったいどんな人なのだろうと以前より思っていた。…

【映画感想】『黒蜥蜴』(1962) / 女盗賊・京マチ子がムチでビシビシ!

新文芸坐の《艶と凛 大映に咲いたふたつの名花 京マチ子と山本富士子》で、映画『黒蜥蜴』(1962年、監督:井上梅次 )を見てきた。原作はもちろん江戸川乱歩。原作は何度も映像化されていて、映画では丸山明宏(現・美輪明宏)版(1968年)が知られているが、…

「堀江美都子 レア・グルーヴ・トラックス」を聞いてみた

タイトルを見たとき新録かなと思ったが、“アニソンの女王”堀江美都子が1970年代に残した多数のトラックから、グルーヴィー&メロウなタイトルを厳選したレア・グルーヴ・トラック集とのこと。堀江美都子 レア・グルーヴ・トラックスアーティスト:堀江美都子出…

【映画感想】『夜はいじわる』(1961) / 山本富士子のツンデレを愛でるラブコメ映画

新文芸坐の《艶と凛 大映に咲いたふたつの名花 京マチ子と山本富士子》で、映画『夜はいじわる』(1961年、監督:田中重雄)を鑑賞。目当ては京マチ子版『黒蜥蜴』(1962年)だったので本作は初見。お色気を感じさせるタイトルは釣りなのか、山本富士子主演の健…

グローバル都市・東京のひとコマ

最近、都内では海外からの観光客を頻繁に目にする。これは東京がグローバル化したというより、単に円安の影響だろうが、まあ外国人と接触する機会が増えたことは間違いない。週末、吉野家で面白い光景を見た。私が食事をしていると、アジア系の若い男性客が…

「“若尾さま狂い”にご用心!」ってコピーがすごいよ!

書店で雑誌を物色していると、キネマ旬報の表紙が「“若尾さま狂い”にご用心!」でした。読者の年齢層は思ったより高そうです。ちょっとびっくりしました。 「若尾さま」と言っても若い人は誰だか分からない人も多いかもしれませんが、日本映画の全盛期に大映…

【映画感想】『夏の庭 The Friends』(1994) / 少年たちのひと夏の物語

シネマヴェーラ渋谷の《相米慎二を育てた男 プロデューサー伊地智啓の仕事》という企画で、映画『夏の庭 The Friends』(1994年、監督:相米慎二)を見てきた。湯本香樹実の児童小説の映画化。3人の少年と老人の交流を描くドラマ。併映は、映画『お引越し』(19…

花總まりが「徹子の部屋」に出演していました!

元・宝塚歌劇団娘役トップスターの花總まり(はなふさ・まり)さんが、6月9日放送「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演していました。私の記憶が正しければ地上波では「THE夜もヒッパレ」以来のテレビ出演ではないでしょうか。 http://news.walkerplus.com/a…

「WWDC 2015」で気になったもの3つ

日本時間8日の深夜、Appleの開発者向けコンファレンス「WWDC 2015」のキーノートがありました。開発者向けのイベントなので新しいデバイスの発表はありませんでしたが、OS XやiOSの新しいバージョンの発表がありました。 キーノートの様子はAppleのサイトで…

【映画感想】『お引越し』(1993) / 田畑智子のデビュー作

シネマヴェーラ渋谷の《相米慎二を育てた男 プロデューサー伊地智啓の仕事》という企画で、映画『お引越し』(1993年、監督:相米慎二)を見てきた。バイプレーヤーとしていまも活躍する田畑智子の12歳の映画デビュー作。田畑ファン必見の一本。小学六年生のレ…

震源はepicenterなのか?

来週、アップルの開発者向けイベントのWWDC 2015が開催される。今年のコピーは、"The epicenter of change."である。 このepicenterは地震の震源のことだと思っている人も多いかもしれないが厳密にはちがう。先日のネパール地震の記事を読んでいたときに気づ…

【読書感想】寺沢拓敬 『「日本人と英語」の社会学 −−なぜ英語教育論は誤解だらけなのか』(研究社、2015年)

「日本人と英語」にまつわる通説、俗説を、無作為抽出で得られたデータを使って検証していく本です。「日本人と英語」の社会学 −−なぜ英語教育論は誤解だらけなのか作者: 寺沢拓敬出版社/メーカー: 研究社発売日: 2015/01/17メディア: 単行本(ソフトカバー…

【映画感想】『不毛地帯』(1976) / なぜか田宮二郎特集で見ました

神保町シアターの《生誕80年記念企画 よみがえる田宮二郎 -昭和を駆け抜けた狂熱の俳優人生》という企画で映画『不毛地帯』(1976年、監督:山本薩夫)を見てきました。不毛地帯[東宝DVD名作セレクション]アーティスト:仲代達矢東宝Amazon山崎豊子の同名小説…

タイム誌に見る「シンガポール建国の父」

「シンガポール建国の父」として知られる、リー・クアンユー元首相(Lee Kuan Yew)が死去したのは今年3月でした。少し時間が経ちましたが、部屋の片隅にあったタイム誌の訃報記事を移動中に読んでみました。タイトルは、The Founding Father of Singaporeです…

【読書感想】有働由美子『ウドウロク』(新潮社、2014年)

NHKアナウンサーの有働由美子さんのエッセイ集。書きおろし。本を手にしてデザインを見たとき「黒い本だなぁ」と思ったら、『ウドウロク』というタイトルに理由があった。もちろん「有働録」という意味もあるが、サカサマから読むと「クロウドウ」(黒ウドウ…

【映画感想】『戦場ぬ止み(いくさばぬとぅどぅみ)』(2015) / 沖縄で今、何が起きているのか?

ポレポレ東中野で『戦場ぬ止み(いくさばぬとぅどぅみ)』(2015年、監督:三上智恵)を見てきました。この作品は、辺野古新基地建設に反対する沖縄の人たちを描いたドキュメンタリー映画です。基地問題に関心がある人は多くないだろうと思いながら、劇場に足…

Google Photos 試してみました

Googleがサービスを開始した Google Photosを試してみました。写真データをまるごとクラウド上に格納できるサービスです。制限がありますが基本的には無料で利用できます。Google Photosの詳細については下記を参照ください。 私の用途はIPhoneの写真データ…