退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

田丸ヒロ子『パリジャンと思って結婚したら、ただの貧乏なオタクでした。』

パリジャンと思って結婚したら、ただの貧乏なオタクでした作者: 田丸ヒロ子,松本ひで吉出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2010/06/08メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 39回この商品を含むブログ (3件) を見るタイトルどおりに、フランス人…

『錆びた炎』(1977)

銀座シネパトスで「動脈列島」と二本立てだった「錆びた炎」(1977年、貞永方久)を観る。初見。血友病患者である子供の誘拐事件をサスペンスタッチで描く。丹波哲郎、平幹二朗など結構キャスティングは豪華。若い頃の原田美枝子も出ているが「脱ぎ」はなし。…

『動脈列島』(1975)

少し前になるが、銀座シネパトスで「動脈列島」(1975年、増村保造)を観る。新幹線騒音公害に憤った青年医師が、騒音対策を取らないと新幹線の運行を止めると国鉄を脅迫する社会派サスペンス。動脈列島 [DVD]出版社/メーカー: キングレコード発売日: 2010/06/…

マネとモダンパリ@三菱一号館美術館

会期終了間際に「マネとモダンパリ」展に行ってきました。丸の内にオープンした三菱一号館美術館の開館記念展です。エドゥアール・マネとはいいところに目を付けたかもしれません。マネは“近代絵画の創始者”として、見本でも良く知られた画家ですが、あまり…

レノボ祭り in 秋葉原

24日、秋葉原UDXの「AKIBA SQUARE」で開催された「レノボ祭り in 秋葉原」を覗いてきた。ThinkPadには、量販店では展示していないモデルも多いので実際に触れることのできる貴重な機会である。ThinkPadを乗り継いてきたユーザとしては、いまでもトラックポイ…

スティーブン・ウィンドウォーカー『Kindle解体新書』

KINDLE解体新書作者: スティーブン・ウィンドウォーカー,日経BP社出版局,倉骨彰出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2010/05/20メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 74回この商品を含むブログ (25件) を見る書店で見かけたが高いので、けっきょく原書のKindle…

ヴィターリー・カネフスキー 3本立て

先週、早稲田松竹で「ヴィターリー・カネフスキー作品3本立て」を観てきた。上映作品は次のとおり。 動くな、死ね、甦れ! (1989) ひとりで生きる (1991) ぼくら、20世紀の子供たち (1993) ヴィターリー・カネフスキー監督は、53歳にして表舞台に踊り出て、…

上杉隆『記者クラブ崩壊』

記者クラブ崩壊 新聞・テレビとの200日戦争 (小学館101新書)作者: 上杉隆出版社/メーカー: 小学館発売日: 2010/04/01メディア: 新書購入: 3人 クリック: 161回この商品を含むブログ (26件) を見る正直あまり目新しい話はないが、記者クラブの必要性を説き擁…

「スター・ウォーズ」一挙放送中

現在、NHK BShiで映画「スター・ウォーズ」シリーズ(全6作)を一挙放送している。7月17日から22日までの6夜、公開順ではなく、エピソード順つまり物語の時間軸に沿って一話ずつ放送されている。公式サイトはコチラ。もちろん、全作ソフト化されているしので…

川の底からこんにちは(2009)

渋谷での上映がいつのまにか終了していたので、新宿K's cinema で「川の底からこんにちわ」(2009年、石井裕也)を観る。PFFスカラシップらしい低予算映画。主演の満島ひかりを目当てに観に行ったわけだが、その期待には応えてくれる。彼女なしには成立しなか…

坂本光司『日本でいちばん大切にしたい会社』

日本でいちばん大切にしたい会社作者: 坂本光司出版社/メーカー: あさ出版発売日: 2008/03/21メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 33人 クリック: 509回この商品を含むブログ (124件) を見る以前、同じ著者の『ちっちゃいけど、世界一誇りにしたい会社』…

ゴールデンスランバー(2010)

少し前になるが早稲田松竹で「ゴールデンスランバー」(2010年、中村義洋)を観た。伊坂幸太郎のベストセラー小説の映画化。予告編を観て面白そうなので期待して映画館に出かける。ゴールデンスランバー [DVD]出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメ…

パレード(2010)

少し前になるが早稲田松竹で「パレード」(2010年、行定勲)を観た。原作は未読。期待していなかったが、かなり満足した。なかなかの拾い物。パレード (初回限定生産) [DVD]出版社/メーカー: キングレコード発売日: 2010/10/06メディア: DVD購入: 1人 クリック…

参院選結果は民主党にレッドカード!?

改めて参院選結果を眺めてみた。比例代表は開票に時間がかかる。結果は「民主惨敗。自民、みんな躍進」と言ったところか。今回、比例代表も候補者名で投票したが、選挙区と合わせて投票した二人とも当選していた。死票にならなくてとりあえずよかった。面白…

岩崎夏海『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら作者: 岩崎夏海出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2009/12/04メディア: 単行本購入: 265人 クリック: 12,967回この商品を含むブログ (1018件) を見るベストセラーらしい。売れ…

吉田健正『沖縄の海兵隊はグアムへ行く』

沖縄の海兵隊はグアムへ行く―米軍のグアム統合計画作者: 吉田健正出版社/メーカー: 高文研発売日: 2010/02メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (6件) を見る普天間問題が世間を騒がせていた頃にツン読になっていた一冊。主にインタ…

アイアンマン2 (2010)

なんかスカッとした映画を観たくなって、新宿ミラノで「アイアンマン2」(2010年、ジョン・ファヴロー)を観てきた。前作「アイアンマン」(2008年)の続編。アクションシーンは期待通り楽しめたが、登場人物が増えて人間関係は複雑になっていてゴチャゴチャして…

参院選の期日前投票に行ってきた

7月11日(日)は参議院選挙ですが、一足先に期日前投票で投票を済ませてきました。駅前で投票ができるので便利です。当日投票する場合は、従来投票所だった小学校が廃校になり少し遠くなり、ますます不便になったので期日前投票は助かります。比例代表では、候…

「英語じゃなくて Glob・ish」 ニューズウィーク日本版

「ニューズウィーク日本版」(2010年 6/30号)に、「英語じゃなくて Glob・ish」というカバーストーリーがあった。グロービッシュ(Globish)とは語彙が少なく表現もシンプルなグローバル化に適応した簡易型英語である。これがデジタル時代の新たな世界共有言語…

藤井伸二『地獄/天国タイ移住』

地獄/天国 タイ移住作者:藤井 伸二扶桑社Amazonタイにはまだ行ったことがないが、書店で見かけて読んでみた。いまのところ海外にロングステイや移住する気もないが、移住を思考実験することで、タイ王国の実相や国民性が浮かび上がるところは興味深い。ただ…

『渇き』 (2009/韓国)

少し前になるが新文芸坐で「渇き」(2009年、パク・チャヌク)を観る。“渇き”はキリスト教の言葉であろう。渇き [DVD]出版社/メーカー: 角川映画発売日: 2010/07/23メディア: DVD購入: 2人 クリック: 54回この商品を含むブログ (40件) を見る舞台は韓国。ある…

ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女 (2009)

少し前になるが新文芸坐で「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」(2009年、ニールス・アルデン・オプレヴ)を観る。原作は未読。ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女 [DVD]出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント発売日: 2010/06/04メディア: DV…

モーリス・ユトリロ展@損保ジャパン東郷青児美術館

新宿の損保ジャパン東郷青児美術館で「モーリス・ユトリロ展」を見てきた。日本初公開の作品約90点を紹介する展示会だある。またもや会期終了間際になってしまった。ユトリロはアルコール依存症の治療として絵を描き始めたそうだが、アル中でマザコンの画家…

蛇蔵&海野凪子『日本人の知らない日本語2』

日本人の知らない日本語2作者: 蛇蔵,海野凪子出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2010/02/19メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 32人 クリック: 299回この商品を含むブログ (146件) を見る好評だった前作の続編。女性日本語教師の日常を描い…