21日に投開票が行われた参院選の結果が出ました。自分の投票はまあまあ反映されたので満足しています。
ざっくり結果を言うと、自公の与党は改選定数124の過半数(63)を超える計71議席を獲得したが、改選議席(77)からは6減らしました。この結果、改憲勢力は憲法改正の発議に必要な「３分の２」に届かなかった。概ね与党側の勝利と言ってよい結果でした。
今回驚いたのは投票率48.80％という低さで、過去最低だった1995年に次ぐ低水準でした。みんな冷めていると思っていましたが、半分以上の人が投票しなかったとはがっかり。まあ有権者には投票しない自由もあるので、何がなんでも投票しろとは言えませんが、後で「政治が悪い」と文句を言いいにくくなることは覚えておいたほうがいいでしょう。
他に注目したいのは、「れいわ新選組」が2議席、「ＮＨＫから国民を守る党」（N国）が1議席を、それぞれ比例代表で得たこと。とくに政見放送からキワモノと思われていたN国党がわずか1議席とはいえ議席を獲得したことは驚愕に値します。NHKに不満を持っている人たちが一定数いることがうかがえます。さらにN国は全国を通じた選挙区での得票率が2%を超え、法律上の政党要件を満たしました。つまり今後、政党助成金を受け取ることになります。
N国・立花孝志代表が、AbmaTVの開票特番で選挙戦略を語っていたのを見ました。この時点では議席を獲得できるか不明でしたが、とてもよく考えて戦略的に行動していることがわかりましあ。狡猾ですらある。ちょっとイメージが変わりました。
N国・立花孝志代表「人と金はYouTubeで集めた」(19/07/21)
N国が今後、唯一の公約ともいえる「NHKの放送のスクランブルをかける」ということを９，どのように実現していくのか分かりません。しかし現行のNHKのあり方について疑問を持っている人は多いはずです。今後何か面白いものが見れそうな予感がします。期待しています。
