退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

松屋の「セルフサービス」が最強だった件

ひさしぶりに都内某所の牛丼チェーン店「松屋」に行ったら、店舗が改装されて「セルフサービス」が導入されていて驚きました。

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松屋のセルフサービスの案内

店頭にセルフサービスの利用方法た案内が出ていたのがちょっと戸惑いました。利用方法は以下のとおり。

  1. 券売機で食券購入(先払い・クーポン利用可)
  2. 食券を持ったまま着席(注文が自動的に厨房に!)
  3. 水、お茶は給湯器でセルフサービス!
  4. 食券の番号で呼び出される
  5. 「提供口」で食券を従業員に渡してトレイに乗った商品を受け取る
  6. 食事が済んだらトレイを「返却口」まで返却

こうした流れですが、注目すべきはお客と従業員との間で言葉によるコミュニケーションが不要ということです。外国人労働者の大量受け入れをにらんだシステムでしょう。たしかに注文や支払いのときに外国人労働者を相手にして、言葉の壁で苦労したことがある人も多いと思います。

今回のセルフサービスは、立ち食いそば屋に似ていますが、券売機で食券を買うと自動的に注文が厨房まで伝わる点がすぐれています。立ち食いそば屋では、食券をわざわざ窓口に持っていって、そばかうどんかを伝えるのが面倒です。なぜ。そばとうどんで食券を別にしないのか不思議です。

また番号で呼び出される点はマクドナルドと似ていますが、注文は券売機だけで済む点が優れています。知人によれば、フランスのマクドナルドでは店員ではなく機械相手に注文するそうですが、日本でも導入すればいいのにと思います。

難点をさがせば、混んでいるときに店舗内の客の動線が錯綜すること、そして荷物を席に置いて商品や水を取りに行くのが心配ということです。

それでも労働力不足で省力化が求めれている外食産業において、松屋のセルフサービスは現在もっとも進化した形だと感心しました。