少し前にAbemaTVで配信されていたテレビアニメ「めぞん一刻」(全96話)を見た。1986年から1988年にかけてフジテレビで放送されたアニメで、原作は1980年代に「ビッグコミックスピリッツ」に連載されていた高橋留美子のラブコメ漫画。
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原作は2015年に読み直していたが、アニメはひさしぶりに見た。終盤はやや駆け足になって原作とちがっているが懐かしかった。とくにアニメの最初のほうの話数の作画は原作の趣をよく伝えていて名作といっていいだろう。
「めぞん一刻」というのは主人公が暮らすアパートの名称。その最寄駅は「時計坂駅」という設定になっていて、西武池袋線東久留米駅の旧北口駅舎がモデルになっている。
すでに旧駅舎は取り壊されて建て直されているが、以前から一度行ってみたいと思っていたスポットである。私の行動範囲からは近くもなく遠くもなく微妙な立地であるが、アニメを見たのは何かの縁というワケで行ってみることにした。
駅に到着。どうということもない典型的な西武線の駅である。構内に「富士見テラス」と呼ばれるスポットがあった。当日はあいにくの曇天だったが、天気がよければ富士山がはっきり見えるらしい。
改札を出てさっそく北口に向かう。当然ながら漫画のなかの「時計坂駅」の駅舎はなく、面白味のないいまどきの駅舎だった。まあ一度行ってみたいと思っていた「聖地」を訪問できたのでよかったことにしよう。
北口近くに「3割うまい」のキャッチコピーでお馴染みの「ぎょうざの満洲」があったので食事をして駅を後にした。満洲のぎょうざの味も少し変わったような気がしたが、店の雰囲気は懐かしい。