退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

「第1回 囲碁 NN戦 ~灘高 vs. N高 交流戦~」が面白かった

週末、名門・灘高校角川ドワンゴ学園が開校したN高校との囲碁交流戦がネット中継をみmした。将棋団体戦は過去2回開催されていましたが、囲碁は初対決。3対3の団体形式。解説・聞き手は藤沢一就八段と戸島花

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N高からの出場者はなんと3人とも藤沢一就門下のプロ棋士! 全員プロて……。灘高校も強豪校とはいえ、さすがに互先ではなく手合割りしてのハンデ戦でした。

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いずれもハイレベルの対局でしたが、勝負は2勝1敗でN高校の勝利。主将戦は定先の手合でしたが、なんと灘高校の生徒が勝ちました。話によれば、主将を務めた生徒は院生トップでプロ入りを目指しているとのこと。次元がちがうなと思いましが、解説付きで面白く観戦できました。

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この交流戦を見て感じたのは、N高をはじめとする通信制高校の可能性です。すでにプロ試験を突破して進路の定まっているプロ棋士にとっては、時間の融通がきく通信制高校は適しているのでしょう。

少し前ならば進学などせずに囲碁に邁進するのが通例だったそうですが、最近では「高校ぐらいは出てほしい」という保護者からの要望が強いと、藤沢八段が現状を説明していました。なるほど。こうした生徒たちにとっても通信制高校は相性がよいようです。

囲碁棋士に限らず、やりたいことがはっきりと決まっている生徒にとっては選択肢が広くなりました。いい時代になったというべきでしょう。

もうひとつ、交流戦を見て思ったのはネット碁の可能性です。今回、対局者は東京と神戸からそれぞれアクセスしてネット碁で対局しました。すでにネット碁は普及していますが、こうした交流戦で使われるのは面白い。これならば場所を超えた対局が可能で、通信制高校との相性もよいでしょう。

将来は灘高校だけでなく、他の高校、さらには大学囲碁部とも交流戦をやってほしいものです。期待しています。