退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

「谷山浩子 45th シングルコレクション」を聞いてみた

1972年、15歳のとき「銀河系はやっぱりまわってる」でデビューした女性シンガーソングライター・谷山浩子。2017年にデビュー45周年を迎えた彼女がリリースした初のシングルコレクション。3曲のカラオケを含む全50曲を収録した記念盤。CD3枚組。

HIROKO TANIYAMA 45th シングルコレクション(Blu-spec CD2)

HIROKO TANIYAMA 45th シングルコレクション(Blu-spec CD2)

音楽業界の状況が変わり、またアーティストとしての地位を確立したころもあり、近年シングルをリリースする頻度が減っている。そのためコレクションには70年代、80年代の作品が多い。この時期に青春期を送ったファンは自分の人生を重ねてノスタルジーに浸れること間違いなし。

今回シングルを曲をまとめて聞いてみて思ったのは、やはり大衆受けを狙っているなということ。彼女の真骨頂はアルバムにあると思うが、アルバム曲にある「ぶっ飛んだ楽曲」は少ないく。実際、ある時期「売れ線」を追っていたとブックレットのインタビューで吐露しているので、そういう時代だったのだろう。

耳に馴染んだ曲がほとんどだが、「ブルーブルーブルー」、「銀河通信」など曲調が記憶とちがう曲もあり新鮮に感じた。

あと特筆できるのはブックレットが素晴らしいこと。見開きでシングル1枚分。左ページにジャケット写真と谷山さんの簡単な楽曲解説(これがいい)が、右ページにシングル盤から採った歌詞がレイアウトされている。当時のコンサート情報やファンクラブへの勧誘がそのまま載っているのは面白い。

まあ欲を言えば、シングル発売日一覧を追加してほしいが、とてもよくできている。昔のアイドルのベスト盤は歌詞カードが残念な場合が多いが、ぜひこのブックレットを見習ってほしいものだ。