退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

「平成29年度 東京空襲資料展」@東京芸術劇場

近くまで行ったので池袋の東京芸術劇場で東京空襲資料展を見てきました。主催は東京都で、都の条例により、3月10日は「東京都平和の日」に定めれていて、これに関連する資料展です。

f:id:goldensnail:20180310174546j:plain:w420

1945年3月10日未明の米軍による大空襲により多くの尊い命が失われました。この悲劇を決して繰り返さないことを誓い、「東京都平和の 日条例」が制定されたとのことです。

東京空襲資料展は、池袋のほかに調布市武蔵村山市でも開催されているそうですが、主な被災地だった下町での開催がないのは気になるところです。資料展では、空襲関連資料・写真パネルの展示、及び証言映像の放映が行われていました。

写真パネルのなかには炭化した被害者の遺体を撮影したショッキングな写真もあり、こちらにも心の準備が必要かもしれません。

ただ東京都ならもっとすごい資料を展示してるかなという期待がありましたが、規模も小さいし資料内容も特筆すべきものはありませんでした。以前行った江東区にある東京大空襲・戦災資料センターの方が充実しているように思いました。

あと余談ですが、久しぶりに東京芸術劇場に入りましたが、地上階から5階までのロビーの吹き抜けが特徴的です。メンテナンスしにくそうですが、2階から5階のコンサートホールのエントランスまで上がる長いエスカレーターもなかなか壮観でした。