退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

ロンブー田村淳、「青学一直線」ですべての入試に不合格!

ロンドンブーツ1号2号の田村淳がAbemaTVの番組「偏差値32の田村淳が100日で青学一直線~学歴リベンジ~」のなかで受験した青山学院大学のすべての入試に不合格だったことを発表した。全学部入試に続き、4学部の個別学部入試の受験に失敗した。

abematimes.com

学ランに伊達メガネというフザけた格好でマジメな受験生の神経を逆なでにするような企画は、予想通り淳の「全落ち」という結果に終わった。少子化が進むなか「大学全入時代」と言われているが、さすがにほぼゼロから始めてMARCHを100日で合格するのは無理だった。まあ、この100日もタイトル詐欺だったのだが……。

さて入試の結果はともかく、番組が面白かったのかと訊かれると正直つまらなかったと答えなければならない。理由を2つ挙げる。

第一、勉強の量と内容がはっきりしないこと。そして模試などを通して実力がアップしていく過程がまったく伝わってこなかった。つまり努力と結果の相関がよくわからなかった。センター試験を受験したときも点数を公表しなかったし、本命の青学受験でもどの程度得点できたのかわからない。「手応えがあった」とかいう感覚的なコメントしかないのが不満だった。

第二、歳相応の受験勉強のあり方を示せなかったこと。ロンブー淳は現在44歳だという。当然、現役の受験生とは比較にならないほどの人生の経験値を持っているはずである。その経験値が大学受験にどのように活かせるのか、ということに注目しながら番組を観ていた。しかし、この点もあまり伝わってこなかったのが残念だった。

最後に受験を思い立った動機についても不信感が拭えない。番組内の合否発表時に、淳は法学部志望だと告白した。本命は青山学院大学法学部だったらしい。しかし、それならどうして青学の他学部を手当たり次第に受験するのではなく、他大学の法学部を併願しないのか。行動に一貫性がなくて何を考えているのかわからない。

まあ芸能人なので番組企画に沿って受験しただけなのかもしれないが、法学を学びたいという志がホンモノならば、これからも勉強を続けて来年リベンジしてほしいものである。

青山学院大学(総合文化政策学部・地球社会共生学部・経済学部〈B方式〉・法学部〈B方式〉・経営学部〈B方式・C方式〉-個別学部日程) (2018年版大学入試シリーズ)