退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

浜田朱里「本気半分エキストラ」を森雪之丞原色大百科で見つけた話

森雪之丞原色大百科というCD-BOXを聞いた。作詞家デビュー40周年を迎えた森雪之丞の作品からレーベルを超えてコンパイルした9枚組の豪華なCD-BOXである。

森雪之丞原色大百科(完全生産限定盤)

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このうち2枚がアイドルのために書いた楽曲に割り当てられている。ヒット曲だけでなくB面曲などを含む、なかなかシブい選曲で楽しめる。そのなかに浜田朱里(はまだ じゅり)の10枚目のシングル「本気半分エキストラ」(作曲:後藤次利)が収録されていた。懐かしい。

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浜田朱里は1980年に「さよなら好き」でデビューしたアイドル歌手で、当時の私のお気に入りだった。当時は雰囲気が似ているという理由で周囲は「ポスト百恵」として売り出そうしたが、「ポスト某」で成功した例は稀だ。もっと彼女の個性を活かした売り方があるだろうと思ったものだ。

歌手としては、同期に松田聖子河合奈保子柏原芳恵といった強豪がひしめいていたためセールスは芳しくなかったが、整った容姿と独特の雰囲気を備えていて、個人的に注目していたアイドルだった。いま当時の映像を見ても魅力的である。私の好みが変わっていないというべきか。

楽曲には恵まれていて、今回発掘した「本気半分エキストラ」など、いま聞いてもいい曲が多い。私のいちばんお気に入りは「青い花火」だった。「想い出のセレナーデ」や「悲しみは駈け足でやってくる」といったカバー曲も上手く歌いこなしていた。

もっとも彼女は「歌は苦手」と公言していて、女優に転身してからは時代劇を中心に脇役として活躍していたが、突然ヌード写真集を出して世間を驚かせた。その後、フェードアウトして結婚・出産を機に芸能界を引退している。

いまどうしているのだろうか。シアワセに暮らしていてほしいと願うばかりだ。

ゴールデン☆ベスト リミテッド~シングル・コレクション~