退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展VOL.1」 @森アーツセンターギャラリー

六本木の森アーツセンターギャラリーで開催中の「創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展VOL.1 創刊~1980年代、伝説のはじまり」を見てきました。

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週刊少年ジャンプ展」は週刊少年ジャンプの創刊から現在までの歴史を振り返る展覧会。今回は第3弾まで予定されているなかの第1弾。創刊から1980年代を振り返ります。私は、この時期がいちばん週刊ジャンプを読んでいたので思いっきり思い出に浸ってきました。おっさんホイホイの企画です。

原画も多数展示されていましたが、やはり注目を集めていたのは、みんなが知っている代表的な作品を、作品ごとに過剰な演出を交えて展示していた「作品体感ゾーン」です。この作品群に入れるのかどうかが漫画家の評価の分かれ目。キビシイ世界です。

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この「作品体感ゾーン」には、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(秋本治)をはじめ『聖闘士星矢』(車田正美)や『北斗の拳』(武論尊・原 哲夫)、『キン肉マン』(ゆでたまご)、『DRAGON BALL』(鳥山 明)など、キラ星のような作品がブースを構えていました。キングオブキングスですね。

こうした誰でも知っている作品のほかに、自分だけのお気に入り作品と再会できるのも魅力です。週刊ジャンプで連載しただけでも十分スゴいのですが……。個人的には『包丁人味平』(牛次郎ビッグ錠)や『ドーベルマン刑事』(武論尊平松伸二)、『サーキットの狼』(池沢さとし)の原画を見れたのがうれしかったです。

あとは人の背丈を超える大型表紙の展示はも感激しました。いつの時代のマンガ雑誌の表紙は魅力的ですが、これだけ大きいと別のインパクトがあります。存在感がすごい。これだけでも観に来た価値がありました。

今後VOL.2とVOL.3も予定されていますが、見に行くかどうかちょっと迷いますね。VOL.2の時代が週刊ジャンプのピークとなりますが、個人的には少年誌から離れ始めた時期でもありますが。『幽☆遊☆白書』あたりまではストライクゾーンですが、VOL.2の後半あたりはツライかもしれません。どうしても年齢層によって左右されますね。

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帰宅後、懐かしくなって展示会で再会した作品をKindleにダウンロードして読んでみました。便利になりましたね。懐かしいのはたしかですが、なんでこの漫画に熱中していたのだろうと思う作品があったのも事実。いつまでも少年の心ではいられないようです。

包丁人味平 〈1巻〉 包丁試し1

包丁人味平 〈1巻〉 包丁試し1

ドーベルマン刑事DX版 1巻

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サーキットの狼(1)

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