松屋銀座で開催中の連載40周年記念「ガラスの仮面」展に行ってきました。典型的なデパートのイベントという雰囲気の会場でしたが楽しめました。
原画とカラーイラストがメインですが、演劇漫画ということもあり劇中劇ごとに整理された展示がユニーク。「ガラスの仮面」ならでは展示だと思います。思い返すと「ガラスの仮面」があまりにもスゴいので、他の演劇漫画が目立たないのはちょっと残念にも思います。
あとインパクトがあったのは「紫のバラの人」こと速水真澄のコーナーです。他のコーナーとは隔てられていて紫のバラの壁紙が迎えてくれます。当初は主人公の北島マヤに冷たくあたるが、やがて彼女を愛していう設定ですが、あらためて原画を見ていくと、ふたりは何歳ちがいだよと突っ込みたくなります。まあ「愛に年の差なんて……」ということでしょうか。
コミックのほかにも、舞台化されたときに使用された舞台衣装の展示もありましたが、舞台の写真がないのは残念。写真で歴代の月影千草のそっくりさん大会をやってほしかったです。ちなみにアニメ関連の展示はありませんでした。
また録り下ろしの美内すずえ先生のインタビュー映像の上映もありました。そのなかの「決してラストをあきらめたわけではありません」と言っていましたが、あきらめてもらったら困るよと言いたくなりましたが、本当に完結するのだろうかと思った次第です。
これを機にコミックを読み返したくなりましたが、かなり長いからなぁ……。
「ガラスの仮面」連載40周年記念で展覧会 作者・美内すずえも登場
余談ですが、会場のとなりには「喫茶月影」という臨時のカフェがありました。商魂たくましいですね(笑)。