退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

【訃報】平尾昌晃さん死去

作曲家で歌手としても活躍した平尾昌晃さんの訃報が流れた。79歳だった。

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ロカビリー歌手として活躍したあと、60年代半ばから作曲家に転身し数多くのヒット曲を世に送り出した。昭和を代表する稀代のメロディーメーカーだった。

五木ひろし「よこはま・たそがれ」、小柳ルミ子「私の城下町」など、ヒット曲は枚挙に暇がないがないが、個人的には、1978年に愛弟子の畑中葉子とデュエットした「カナダからの手紙」が印象に残っている。いまなおデュエット歌謡曲の金字塔であるが、ハモリが複雑で歌いこなすのは難しい。


わたしの城下町/小柳ルミ子


よこはま たそがれ/五木ひろし

「カナダからの手紙」がとくに印象に残っているのは、清純派としてデビューした畑中葉子が数年後にはイメージチェンジしてにっかつポルノに出たことがショックだったからだ。子どもながら「大人の世界って……」と思ったものだ。ただ畑中葉子は歌唱力はしっかりとして生歌でもとても巧かったのが覚えている。当時のアルバムをいま聞き応えがある。


20111124 002カナダからの手紙

さて話を平尾さんに戻すと、歌謡曲の他にもアニソンの名曲を残している。まずテレビアニメ『サイボーグ009』(第2作, 1979年)のオープニングテーマだった、「誰がために」(歌:成田賢、作詞:石森章太郎)を挙げておきたい。さらに『宇宙海賊キャプテンハーロック』(1978年)のオープニングテーマ「キャプテンハーロック」(歌:水木一郎)も素晴らしい。どちらもいま聞いても「上がる」楽曲である。

サイボーグ009 (1979) OP & ED


宇宙海賊キャプテンハーロックOP (TV-STEREO)

自分が大きな影響を受けた映画や音楽の関係者の訃報を聞くと、また昭和が遠くなったと思わずにはいられない。

メロディー~ベストオブ平尾昌晃~