退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

【読書感想】のぶみ『ママのスマホになりたい』(WAVE出版、2016年)

先日読んだ『スマホ廃人』(著:石川結貴)のなかで紹介されていた絵本。タイトルに惹かれて読んでみました。

ママのスマホになりたい

ママのスマホになりたい

  • 作者:のぶみ
  • 発売日: 2016/08/08
  • メディア: 大型本

ずっとスマホばかり見てて全然自分のことを見てくれない、と困っているカンタロウ君。ある日、幼稚園で大人になったら何になりたいかと訊かれます。友だちたちが消防士、お嫁さんなど答えるなか、カンタロウ君は「ママのスマホになりたい」と言い放ちます。

日本中のママは、スマホを置いてもっと自分の子どもに向き合ってほしいという気持ちが伝わってきます。この話はシンガポールの小学生の作文が基になっているそうでが、こうした問題は世界中で起きているのでしょう。

最近、駅でもスマホを操作しながらベビーカーで突進してくるママさんをよく見かけます。ベビーカーの子どもがあぶないだけでなく、周囲の人たちも大迷惑です。こうしたママさんたちにぜひ読んでほしいほしい一冊です。

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