退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

【読書感想】齋藤孝『夜型人間のための知的生産術』(ポプラ新書、2017年)

ふだんは「午前3時就寝、午前9時起床」だと夜型人間を自認する筆者による「夜の過ごし方」指南である。偉人たちの夜の過ごし方や、筆者自身の経験にもとづき、夜の時間を知的な土台をつくために充てる方法を紹介する。

冒頭ですごいと感じたのは、「夜型人間としてどう生きるべきか」を基準にして職業を選ぶという考え方だ。元々、裁判官志望で東大法学部に入学するも、法廷に遅刻したらマズいという理由で進路変更して学者となったという。どこまで本当かわからないが、夜型人間を改めないで進路を変更するのは面白い。

またテレビ好きなのにも驚いた。インテリ連中は最近の低俗なテレビ番組など見ないかと思ったが、なんと「夜のインプットの総量」は1週間あたり、本10冊、テレビ50本番組、映画5〜7本とかなりテレビを観ている。

だれでもが夜型人間として生活できるわけではないだろうが、つらつら読んでいくなかでいくつかでも自分でも試してみようと思うことがあればいいだろう。自称「夜型人間」の人たちも新たな発見があるかもしれない。手軽に読めるので一読をオススメしたい。
f:id:goldensnail:20170614132259j:plain:w420