退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

テレビドラマ『アスコーマーチ 〜明日香工業高校物語〜』を見た

武井咲主演のテレビドラマ『アスコーマーチ 〜明日香工業高校物語〜』(全9話)を見ました。2011年にテレビ朝日で放送された学園ドラマ。原作はアキヤマ香によるコミック『アスコーマーチ!〜県立明日香工業高校行進曲〜』。

アスコーマーチ DVD-BOX 5枚組

アスコーマーチ DVD-BOX 5枚組

  • 発売日: 2011/10/28
  • メディア: DVD

マークシートの記入ミスのため、お嬢様学校の受験に失敗して、祖父(笹野高史)が勧める明日香工業高校に渋々入学することになった吉野直(武井咲)は、当初クラスメートを見下すような態度をとるが、様々な試練を克服するなかで徐々にクラスに馴染んでいく様子を描く。

昨年秋から今年にかけて見ていたNHK土曜時代劇忠臣蔵の恋〜四十八人目の忠臣〜』で主演していた武井咲を目当てで見始める。およそ5年前のドラマだが、武井咲がおでこをだして絵になる顔立ちは時代劇向けだなと再確認。正統派美人の片鱗を感じさせられる。

ドラマは正統派学園ドラマでなかなか熱い。武井咲も油を頭からかぶったり、泥だらけになったり体当たりで演技に臨んでいる。出演者のなかでは剛力彩芽がなかなかいい。いじめにあったトラウマのため歪んだ性格という設定の役だがこれが適役。主演より性格俳優としてバイプレーヤーを目指した方がいいかもしれない。

余談だが、このドラマではクラスに女子一人という設定だったが、私の工学部時代も学科によっては女子が少なかったことを思い出した。いまでこそ各大学は女子学生の取り込みに尽力しているようだが、私の学生時代は工学部に進学する女子はちょっと変わっているとみられていた。

それでも数少ない女性のなかには、男たちを引き連れていて女王様状態になっていたので、それを見てたくましいなあ思ったものだ。学科に武井咲みたいな女性がいたら、もう少し学生時代に潤いがあったかもしれない。

日曜プレミア「アスコーマーチ ~県立明日香高校行進曲~」オリジナル・サウンドトラック