退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

第67回(2016年)NHK紅白歌合戦:勝手にベスト3

晦日はダラダラとしてNHK紅白歌合戦を観戦しました。一通り見たので、以下にオレ的「勝手にベスト3」を挙げてみます。順不同です。どれも「今年の歌」ではありませんね。

「青春の瞬き -FROM NEO TOKYO 2016-」(椎名林檎

2011年に栗山千明に提供した曲のセルフカバーで、アルバム「逆輸入-~港湾局~」に収録されています。

曲もさることながら都庁の広場からの中継の演出が印象に残りました。プロジェクトマッピングというのでしょうか。技術はここまで来たかと思いました。中継組はズルい。

林檎が着用していた喪服は謎でしたが、演奏中はストップモーションのように停止していたモブが演奏が終了すると動き出すという演出も面白かったです。

ちなみにTOKIOの「宙船」も都庁からの中継で同じ手法が用いられました。こちらはちょっとやり過ぎで演出過度だった気がします。もう都庁が燃えて宇宙船が降下していましたからね(笑)。

逆輸入 ~港湾局~ (通常盤)

「紅」X JAPAN)

「くれないだぁー」でお馴染みのX JAPANの人気曲のひとつ。メジャーデビューアルバム「BLUE BLOOD」からのシングルカット。1989年にリリースしたメジャー1作目のシングル。

番組では「ゴジラが渋谷に襲来、すばらしい歌で行動を阻止する」という謎の設定を受けてこの曲を演奏し、見事コジラの活動を停止に成功していています。まあ茶番ですがちょっと面白かったです。

hideのギターがないのは寂しいがレベルの高い演奏に加え、バックの映像も素晴らしいかった。Toshlのハイトーンも健在。

紅

「JAM」(THE YELLOW MONKEY)

この曲はまったく個人の趣味です。ネームバリューを考えるとイエモンが紅白初出演だったのは意外だったが、再集結した年にいきなり紅白出場を決めたのもよく分からりません。大御所が一掃されたことの影響でしょうか。

「JAM」は1996にリリースされた9枚目のシングル。世の中の不条理を歌い上げるバラードは物議を醸しました。マスコミ批判を含む内容ですがNHK的には問題ないようです。吉井和哉の枯れたヴォーカルが当時より曲に合っている気がしました。

JAM