退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

原田知世のカバーアルバム「恋愛小説2~若葉のころ」を聞いてみた

原田知世の少女時代」をテーマに選曲したという、カバーアルバム「恋愛小説2~若葉のころ」を聞いてみた。少女時代を「若葉のころ」と堂々と言えるのも原田知世ならではというところか。

恋愛小説2~若葉のころ

恋愛小説2~若葉のころ

タイトルに「2」とあるようにカバーアルバムの第2弾。前作「恋愛小説」(2015年)がなぜか英語曲を歌ったアルバムだったのに対し、このアルバムはすべて70年代から80年代の日本の歌謡曲やポップスでで構成されている。

収録曲は以下のとおり。おっさんホイホイの選曲である。

  1. September (竹内まりや・1979年)
  2. やさしさに包まれたなら(荒井由実・1974年)
  3. 秘密の花園 (松田聖子・1983年)
  4. 木綿のハンカチーフ (太田裕美・1975年)
  5. キャンディ (原田真二・1977年)
  6. 年下の男の子 (キャンディーズ・1975年)
  7. 異邦人 (久保田早紀・1979年)
  8. 夏に恋する女たち (大貫妙子・1983年)
  9. 夢先案内人 (山口百恵・1977年)
  10. SWEET MEMORIES (松田聖子・1983年)

プロヂューサーの伊藤ゴローによるアレンジは原田知世の声の魅力を引きだしていて、分かっているなあと思わせる。個人的には「異邦人」が気に入った。

残念だったのはリーフレットがほぼ歌詞だけの質素なものだったこと。選曲理由や故郷の長崎での思い出など一言ずつほしかった。さらに願わくは少女時代の写真があればよかった。限定版はもっと充実しているのだろうか。


原田知世 - 『恋愛小説2~若葉のころ』ダイジェスト・ムービー

余談だが、最近NHKドラマ「運命に、似た恋」に出演しているのを番宣で知った。イケメン超一流デザイナー(斎藤工)と恋に落ちるという不倫ドラマかと思ったが、バツイチのシングルマザー45歳という設定らしい。ドラマは見ていないが、こうした役で反感を買わないのも原田知世ぐらいではないか。芸能界でかなりユニークな位置を占めているようだ。