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退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

「ゴールデン☆ベスト ビクター・イヤーズ 飯島真理」を聞く

まりンこと飯島真理のビクター時代(1983-1986年)のベスト盤を聞きました。主要なシングル曲とアルバムからの2曲に加えて貴重なライブ音源が収録されたお得な一枚です。リマスタリングされたのかは不明ですが、オリジナル・アルバムより「いい音」に思えます。

写真はジャケットの表と裏のみで質素なつくり。リーフレットにも写真がほしいところですが、廉価な「ゴールデン☆ベスト」シリーズなので仕方ないのかも。ちなみに白い背景に白いルーズなワンピースはアルバム「blanche 」(1984年)のジャケ用の写真だと思われます。

リーフレットには曲解説や選曲理由も載ってないので、誰が選曲したのか分かりませんが、デビューシングル「夢色のスプーン」が漏れているのは不満。

飯島真理といえば、テレビアニメ『超時空要塞マクロス』(1982-1983年)でヒロインのリン・ミンメイ役を演じて爆発的な人気を得たことで知られています。その後もずっとヒロインのイメージで語られることに、アイデンティティを巡る葛藤があったとのこと。コンサートで「今日はマクロスの歌は歌いません」とMCしたのは伝説です。

そして坂本龍一のプロデュースでデビュー・アルバム「Rosé 」(1983年)をリリース。このアルバムが音楽的に素晴らしい出来だったことが、かえってその後の音楽活動に制約を加えることになったのはないでしょうか。

リン・ミンメイ坂本龍一に翻弄されながら始まった彼女のキャリアはとてもユニークです。その後、紆余曲折あって渡米していまは西海岸を本拠地に活動しているとのこと。そのまま国内で活動を続けていたら、どんな音楽を聞かせてくれたのでしょうか。このベスト盤を聞きながらそんなことを思いました。

ゴールデン☆ベスト ビクター・イヤーズ 飯島真理