Amazonが2010年から無料だった通常配送料を改定し、一定額未満の商品に配送料がかかることとなりました。
2012年秋に「あわせ買い」プログラムが導入された時点で、全品送料無料が終了していましたが、今回の改正では合計2000円未満の買い物には350円の送料が掛かるようになり、ついに送料無料サービスが終了しました。少しややこしいので詳細は下を参照ください。
最近、街なかを走りまわっている配送業者の人たちを見るにつけ、過酷な仕事だな思っていましたが、ついに限界に達したようです。送料無料を終了するのも必然です。そもそも全商品配送料無料に無理があったというべきでしょう。他の通販サイトもこれに追従する可能性は大いにあります。
と言うものの、私のAmazonの購入履歴を眺めてみると、2000円未満の商品を結構買っていたので影響大です。私は急ぎのものはなるべくリアル店舗で買っているので、Amazonで買うものは週末までに届けばいいかという程度です。お急ぎ便は使う必要がなかったで、これまで配送料無料の恩恵を十分に受けてきました。
これからどうしようかと考えると、送料無料になるプライム会員(年会費3900円)がお得に思えてきます。プライム・ビデオやプライム・ミュージックといったコンテンツを無料で利用できるプライム会員の特典も魅力的です。まさにAmazonの思う壺ですね。
試しにプライム・ビデオを覗いてみると、現在利用しているHuluにないコンテンツも揃っていました。とくに若尾文子の時代の大映映画が充実しているのが目につきました。ちょっといいかも。
もっとも現在日本のAmazonのプライム会員の年会費は3900円ですが、アメリカのAmazonの年会費は99ドルで、日本の方がかなり安い。今後、囲い込みが終わった後に値上げがあるかもしれません。
さらに言えば、今回の改正で顧客の選別をする戦略という見方もできます。「プライム会員にあらずんば顧客にあらず」みたいな。深読みしすぎですかね。