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退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

OVA「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」を見た

年末年始にレコーダーの録画番組を整理したときに、昨年12月までTOKYO MXで放送されていたOVA機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」(全13話)を鑑賞した。このアニメは1991年から1992年にかけて発売されたOVAである。今回Blu-ray BOX発売に伴うプロモーションとしての再放送のようだ。なにもかも懐かしい。

タイトルの0083宇宙世紀0083年を指し、『機動戦士ガンダム』(ファーストガンダム)の宇宙世紀0079年と、当時すでに放映済みであった『機動戦士Ζガンダム』の宇宙世紀0087年との間をつなぐストーリーになっている。OVAではあるが従来の作品との整合性を考える必要があるためかなり制約があったと思われる。それにしても、細かくは述べないがシナリオはいろいろヒドい。

とくにヒロインのニナ・パープルトン(声: 佐久間レイ)の設定が怖い。彼女はアナハイム・エレクトロニクス社のエンジニアであり、主人公の連邦軍パイロットのコウ・ウラキ(声:堀川亮)と知り合うやすぐに恋仲になり艦内でイチャイチャする。しかし、ニナは実は宿敵・アナベル・ガトー(声:大塚明夫)の元カノであり、コウに平然と銃を向ける。ちなみにガトーは連邦軍の戦艦に特攻して戦死する。

ガンダムカードビルダー CED047 ニナ・パープルトン(旧絵柄)

ここまでは「女の性」かと許せもするが、最終回では罪状が消滅して再び基地に赴任するコウをニナが笑顔で迎えるシーンがある。昔これを見たときは「えー」と思ったものだが、いま見ても「この女はよく顔出せるなぁ」と感じた。この後、コウとニナの関係はどうなるかアニメでは描かれないが、どうせ再び肉欲関係に戻るんだろうなあ。ビッチですわ。

メカデザインでは、コロニー落としを阻止するための兵器として設定された「ガンダム試作3号機(デンドロビウム)」が目立つ。全長140メートルという巨大兵器でビーム兵器を防除できるというチートぶり。そのため終盤の戦闘シーンではガンダムの機動性が失われているのが不満であるがインパクトは十分ある。

HGUC 1/144 RX-78GP03 ガンダムGP03 デンドロビウム (機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY)

作画的には、画角がせまいし、CG全盛の現代と比べると時代を感じるが、まあ仕方ないだろう。「もっと動けよ」とたびたび思ったが、懐かしいOVAが地上波で放送をされたことを素直に感謝したい。