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退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

【映画感想】『上意討ち 拝領妻始末』(1967) / 武家社会の不条理を描く悲劇

シネマヴェーラ渋谷の《巨星・橋本忍》で映画『上意討ち 拝領妻始末』(1967年、監督:小林正樹)を鑑賞。武家社会の不条理・矛盾を描く時代劇。主演は三船敏郎

会津藩馬廻り役の笹原家は、藩主から妾を長男の嫁に「拝領」する。望んで拝領したわけではなかったが長男夫婦は睦まじく暮らし、娘をもうけて幸せな日々を送る。しかし藩主の世嗣が急死、長男の妻が世継の生母となる。家臣の妻が世継の生母なのは不適当ということになり、大奥に返すことを強要される。笹原父子はこの理不尽な主命に反発して上意討ちの手勢をを迎え撃つ。

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黒澤明監督作品とは違う、自由奔放に演技する三船敏郎を堪能できるのも魅力だが、やはり脚本が冴えている。橋本忍特集に相応しい作品。

この映画は2013年にテレビ朝日でテレビドラマとしてリメイクされているが、これまで見る機会がない。主演は田村正和とのこと。一度見てみたいものだ。

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