物書堂の漢和辞典アプリ「漢辞海」を導入しました。発売記念セール中だったので少し安く買えました。これまでリファレンス系のアプリを少しずつ揃えてきましたが初めての漢和辞典です。
https://itunes.apple.com/jp/app/quan-yi-han-ci-hai-di-san-ban/id1015777943?mt=8&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenablog
これは三省堂の『全訳 漢辞海 第三版』のアプリ版です。ざっと使った印象では日常生活には十分な語が収録されています。たいして漢文の素養がない私には不足の内容です。
残念なのは書籍の巻末に収録されている付録がアプリには収録されていないことです。「漢文読解の基礎」や中国の年表は地図などは収録してほしかった。とくに十干十二支のチャートも付録で付けてほしかったです。
またデザインについて一言いうと白地が多すぎで読んでいて眩しいです。設定で「大辞林」のような落ち着いたデザインに変更できるとよいのですが。
今回、漢和辞典を眺めていて漢文からの引用されているのをみてあらためて漢文を勉強してみたくなりました。高校卒業後、まったく使う機会がなかったので仕方ありませんが、すっかり忘れていますね。
以下、スクリーンショットを見ながら感想を述べます。
インデックス画面です。部首、音訓、総画数といった漢和辞典でお馴染みの索引に加えて、アプリらしくいろいろな方法で検索できます。
もちろん手書きで検索もできます。アプリならではの機能です。
あたりまえすが旧字や異体字も調べられます。この辞典の略記号など構成に慣れる必要があります。
漢字の楽しいところですが「字形」と「語源」の解説があります。学問的のも奥の深いところらしいですが、眺めているだけで楽しくなります。「字形」はタップして拡大表示できたらいいのにと思いました。
辞典類のリファレンス系のアプリはiPhoneアプリとしては高価ですが、編纂に要された労苦を思えば安いものです。「辞書は金で買える実力」などと聞いたこともあります。これからもいい出物があれば買い揃えていきたいと思います。希望を言えば「世界史用語集」(山川出版社)をアプリにしてほしいですね。