8月26日にニコ生で生放送された「ヒカルの碁 名局鑑賞会」という番組を見ました。2001年から2003年に放送されたアニメ「ヒカルの碁」の対局場面を見て、その後プロ棋士が解説するという豪華な番組です。
アニメ制作に囲碁アドバイザーとして関わっていた梅沢由香里(当時)が当時を回顧して話をしてくれたのが楽しい。「美しすぎる◯◯」という言い回しは使い古された感もありますが、今でも「美しすぎる囲碁棋士」というのがぴったりですね。まだまだお美しい。
当時アニメ本編の後に放送された「梅沢由香里の『GOGO囲碁』」という実写の囲碁の普及のために用意されたミニコーナーも配信されて、「若い!」というコメントがずらり流れていましたが、まあ15年以上前ですからね。時は流れた。
そして解説として出演した関達也 二段は「ヒカルの碁」に触発されて囲碁を始めてプロ棋士になったというのも驚きでした。
アニメ「ヒカルの碁」原作は『週刊少年ジャンプ』に連載された同名コミックですが、見事に囲碁ブームを巻き起こしました。囲碁を知らない読者層に訴求できるのはスゴいです。しかし「ヒカルの碁」のあとには、ブームというべき囲碁アニメは登場していないのは残念。
少女漫画ではモリエサトシ「夜空のカラス」という囲碁マンガが『花とゆめ』で連載中です。そのうちアニメにならないかしらん。
なお今回の放送で取り上げられた対局は下記にとおり。ナイスな企画でした。
運営が選ぶ名局ベスト5と称し、選ばれた5局のアニメを皆さんで視聴!
視聴後、実際の碁盤を用いてアニメで対局された棋譜の解説を行います。①【第1話】永遠のライバル
対戦者:進藤ヒカル(佐為) vs 塔矢アキラ(初手合い)②【第17話】追憶の一局
対局者:佐為 vs 塔矢アキラ(ネット碁)
③【第45話】ヒカルVS越智
【第46話】プロ試験最終日
対局者:進藤ヒカル vs 越智康介④【第55話】sai vs toya koyo
【第56話】千年の答え
対局者:佐為 vs 塔矢行洋名人(ネット碁)⑤【第74話】キミの中にいる
【第75話】なつかしい笑顔(最終話)
対局者:進藤ヒカル vs 塔矢アキラ出演者
藤澤一就 八段
吉原由香里 六段
関達也 二段