退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

National Geographic: マリファナ特集 (2015年6月号)

移動中にツンドクしていたNATIONAL GEOGRAPHIC (2015年6月号)を持ち出して、マリファナ特集をぱらぱら読みました。表紙から、いきなりWEED(マリファナ)という文字が踊る直球のデザインです。

National Geographic [US] June 2015 (単号)

National Geographic [US] June 2015 (単号)

この特集は、米国で医療上の効用が注目されマリファナ(大麻)の使用を認める州が増えているという背景を踏まえ、禁断の植物とされるマリファナ研究の最前線を追うと当時にその潜在力についても明らかにしていきます。

米国における大麻使用者は2000万人を上回り、連邦法では所持も吸引も違法だが、23州と首都ワシントンD.C.では、医療用(medical)の大麻が合法化されました。さらに嗜好品(recreational)としての使用についても、多くの州で罰則が軽減されたり撤廃されつつあります。

マリファナの州ごとの法規制をマップを眺めていると、南部の州を中心にCBD oilのみ合法としている州が多いのが目立ちます。CBDはマリファナの活性成分の1つだが、精神活動に影響を及ぼすことがないそうです。小児てんかんに効用があるそうですが、脳が発達中の子どもに投与していいのだろうかと思いましたが、専門的な議論について深い議論はありません。まあ専門誌じゃないので仕方ありませんが、まだまだ分からないことが多いようです。

面白いと思ったのは、マリファナを合法化したことにより大きな市場が創出されたことです。この市場に多くの人が参入し、この現象をゴールドラッシュんならぬグリーンラッシュと呼ばれているとのこと。

特集のなかに、いろいろなマリファナの匂いを嗅いで品定めというか「利草(ききぐさ)」している女性の写真が気になりました。カリスマ利草師がいるのでしょうか。キャプションを読むと品種改良が進んでTHCが従来より高いマリファナが出回っていて、その危険性が指摘されているあります。

日本でマリファナが合法化される事態は現時点では考えられませんが、米国のマリファナ事情について興味深く読みました。オススメです。ナショジオは日本語版も出ているので探してみてはいかがでしょう。

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