退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

【映画感想】『アイアンマン3』(2013) / 「アイアンマン」シリーズ三部作の完結作

アベンジャーズ」の新作のプロモーションなのか、映画『アイアンマン3』(2013年、監督:シェーン・ブラック)がHuluで配信されていたので見てみました。

アメコミ・ヒーロー「アイアンマン」の実写版第三弾。『アイアンマン』、『アイアンマン2』は劇場で見た記憶がありますが本作は初見。シリーズ三部作の「完結編」でもあります。少なくとも第一弾は見てから見るのがよいでしょう。

今回はトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)がアイアンマンのスーツなしで生身で活躍するシーンが多いのが特徴です。少し前の懐かしいアクション映画を思わす展開が続きます。マーベル作品の観客がこういうのを見たいのかわかりませんが、私は結構好きです。

アイアンマンの活躍シーンでは、エアフォースワンから放り出された搭乗員13人を救出し海上に降ろす場面が印象的。そのままスーパーマンに置き換えてもいいようなシーンですが、ヒーロー映画の王道ですね。ベタですが燃えます。

最終決戦では圧倒的な強さを発揮する宿敵キリアン(ガイ・ピアース)との対決を迎えます。たくさんのアイアンマンのスーツをを使い捨てながらの戦闘シーンは映像的にも圧巻です。最新型もアイアンマンはマーク48なので何台あったのかしらん。そしてキリアンを倒すアイディアも面白い。

ラストではトニーは残ったアイアンマンを花火のように自爆させて、自らの体内にある破片を手術で取り出し、フツーの人間に戻ります。高慢で自信満々のトニーが、ただのいい人に戻ってシリーズが終了するのはツマラナイなあとも思わなくもないですが……。

それでも「さらば、アイアンマン。これまでありがとう」と言いたい。そんなシリーズ完結作でした。


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