退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

エスカレーターは「歩くのNG」らしい

鉄道各社などが、エスカレーターで急ぐ人とのために片側(東京では右側)を空ける習慣は危険につながるおそれがあるとし、「エスカレーターでは立ち止まり、手すりにつかまる」ことを呼びかけるという。

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全国の鉄道各社や空港などは2015年7月21日、エスカレーターの安全利用を呼びかける「みんなで手すりにつかまろう」キャンペーンを一斉に開始した。

昨今では、客がエスカレーターでバランスを崩して転んだり、他の客とぶつかって転倒させてしまったりするケースが起きているという。また、エスカレーターで急ぐ人のために片側をあける習慣は、危険な事故につながる場合があるという。

同キャンペーンでは、すべての客が安心してエスカレーターを利用できるよう、ポスター等で「エスカレーターでは立ち止まり、手すりにつかまる」ことを呼びかけていく。

私はエスカレーターを歩かないで左側に立つようにしているが、以前より「エスカレーターで急ぐ人とのために片側を空ける習慣」には、気に入らないことが2つほどある。

第一は、右側を歩いて行く人の振動が不愉快なこと。そもそもエスカレーターはその上を歩くようには設計されていないのではないか。後ろから「ドスドスドス」という不愉快な振動が伝わってくるのは勘弁してほしい。

第二は、エスカレーターに乗るときに右側に乗る人が長い列をつくること。2列で乗ればもっと早くエスカレーターに乗れるのれるのに、といつも思う。

しかし記事にあるように片側を空ける習慣のために事故になった場面は見たことはない。本当に根拠があるのか疑問だが、安全に責任を持つ事業者がエスカレーターでは立ち止まれというのだから従わなかればならないだろう。

興味があるのは、長年親しまれてきた「スカレーターで急ぐ人とのために片側を空ける習慣」を止めさせるために、鉄道各社がどのようにして乗客にアピールするかということだ。ポスターで呼びかけるぐらいでは効果が期待できないだろう。いまのところ何の動きもないが秘策でもあるのだろうか。

ちなみに上でも書いたように私自身はエスカレーターを歩くとことは、ほとんどない。エスカレーターを歩いてもそれほど早く目的地に着けるわけでもないし、何よりも疲れるからだ。

長いエスカレーターではスマホでメールやスケジュールをチェックして過ごすのがよいだろう。むしろ歩かないといけない状況に追い込まれるのは時間管理を失敗している場合が多い。反省材料にするべきだろう。

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