退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

【映画感想】『娚の一生』(2015) / 50代の中年男性でもトヨエツレベルならモテるんです

目黒シネマで映画『娚の一生』(2015年、監督:廣木隆一)を鑑賞。原作は西炯子の同名コミックだが未読。榮倉奈々豊川悦司のダブル主演。

東京でキャリアを積みながら忙しく働いていた20代のOLつぐみ(榮倉奈々)は、失恋したこともあり、何もかもいやになり仕事を辞めて、祖母の住む田舎で暮らし始める。しばらくして祖母が亡くなるが、そのまま祖母の家に住み続けることに。そこに50代の大学教授(豊川悦司)が表れて祖母からカギを預かっていたと言い、そのままその家の離れに住むことになる。こうして始まった歳の離れた二人の大人のラブストーリー。

タイトルの「娚の一生(おとこのいっしょう)」というのは、ストリーの一部を切り取ったためか意味がわからない。どこがが「一生」なのだろう。

ざっくり言うと雰囲気の映画です。長身フェチには堪らない榮倉奈々に、大柄な豊川悦司がよく釣り合っていて、長身カップルは見栄えがする。この映画のみどころのひとつは、何頭身だろうと思うほどの榮倉のスタイルの良さだろう。

また田舎の民家の美術もすばらしい。とくに離れのインテリアはいいな、と思わせる。実際に住んでみると、きっと住みにくいだろうが雰囲気が出ている。

一方、本作は大人のラブストーリーと銘打っているのできわどいシーンもあるが物足りない。つぐみが喪服姿で上半身をあらわにするシーンはドキドキするが、露出は控えめで背中を見せる程度。そのときの大学教授がつぐみのバストを見てしまうとシーンでは本物の露出がほしかった。

さらに劇中での豊川が榮倉の足先を舐めるシーンがこの映画のクライマックスですが、女性の観客はここでキューンとくるんでしょうか。

その後はいきなり背中を見せるだけの「事後」のシーンにジャンプ。もう少しねっとりした濡れ場があってこその大人のラブストーリーだろうに……。しかもクライマックスの「足舐め」のシーンが映画のポスターになっているというネタバレ感もいただけない。

豊川は大学の哲学を教えている大学教授を演じているが、講義やゼミの場面がなかったのはちょっと残念。ただ教え子からラブレターをたくさんもらっている描写があるだけ。まあ中年ともいえどもトヨエツレベルになれば、女子大生や榮倉からも思いを寄せられるというわけですか。世の中不公平だ。まあ男目線からはそんなことを思いました。


映画『娚の一生』予告編 - YouTube

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