退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

【映画感想】『さよなら歌舞伎町』(2014) / 歌舞伎町のラブホテルを舞台にした群像劇

目黒シネマで映画『さよなら歌舞伎町』(2014年、監督:廣木隆一)を鑑賞。同じく廣木監督の『娚の一生』が目当てだったので、こちらは予習なしで見る。

映画のポスターから染谷将太前田敦子のラブストーリーかと思ったが、歌舞伎町のラブホテルでの1日を描いた群像劇。あっちゃんの出番は予想外に少ないのでファンの要注意。

映画 さよなら歌舞伎町 パンフレット

一流ホテルマンと周囲に偽っている徹(染谷将太)は実はラブホテルの店長。彼が務めるラブホテルを舞台に展開する群像劇。いろいろな事情を持つカップルが織りなすドラマは多彩だが、どことなく古臭い印象を受ける。かつてのロマンポルノでありそうなテイストだ。

とは言っても、前田敦子がまったく肌を見せないので興ざめも甚だしい。だったらこんな映画に出るなよと言いたくなる。全体的に気の抜けたサイダーのようなロマンポルノ風味。

その一方で、韓国でブティックを開店する夢を持ち、デリヘル嬢として日本で働くヘナ(イ・ウンウ)が「体当たり」でがんばっている。群像劇のなかで最も印象的だったのは、ヘナとその恋人の韓国人カップルのエピーソードだった。ベタな話だけどいい話。

余談だが、ヘナの働く風俗店の名前が「ジューシィ・フルーツ」で、ヘナの源氏名が「イリア」というのが個人的にはツボだった。「イリア」を名乗るということは店のナンバーワンということか。なるほど思わせるナイスボディー。これは人気でますね。


「さよなら歌舞伎町」予告編 - YouTube

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