国民的アイドル元モーニング娘。のメンバーの中心メンバーとして活躍した「なっち」こと安倍なつみ。彼女が歌う「光へ -classical & crossover-」というカヴァーアルバムを聞いてみました。
ミュージカルやライト・クラシックの名曲を歌い上げるという企画盤。モーニング娘。を卒業後、「トゥーランドット」「三文オペラ」「ドラキュラ」など、ミュージカル舞台に出演していたのは知っていたので、この路線は驚きませんでしたが、以下のようにかなり思い切った選曲です。
こうしたスタンダード・ナンバーは、多くの人が歌っているのでどうしても比べられてしまいます。なかなか野心的です。技術的にはいろいろ言いたいことはありますが、澄んだ声質は魅力的とだけ言っておきましょう。
またリーフレットには、それぞれの曲についてなっちの短いメッセージが付いていて好印象。曲に対する思いが伝わってきます。やっぱりエリザベートやエポニーヌを演りたいのかしらん。
アイドルから転身した後のこうした路線は、どうしても本田美奈子を想起させます。まあ比較しても仕方ありませんが、彼女には長く歌い続けてほしいものです。
そんなことを思いながら、週末録画した「水曜歌謡祭」を見ていたら安倍なつみが出てしまた。なんと、なっち&クリス(安倍なつみ・クリス・ハート)のデュオで「銀座の恋の物語」を歌ってしてズッコケました。なんでもアリなんですね。がんばってください。