退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

コミック版『スティーブ・ジョブズ』を読んでみた

翻訳本がベストセラーになったスティーブ・ジョブズの公認伝記をヤマザキマリがコミック化。既刊3巻。連休中に第3巻まで読み終わりました。翻訳本に挫折した人にも読みやすいのでオススメです。

スティーブ・ジョブズ(3) (KCデラックス Kiss)

スティーブ・ジョブズ(3) (KCデラックス Kiss)

第3巻まででアップルIIの成功を経て初代Macintoshが完成するまでが描かれます。80年代初頭あたりですね。iPhoneiPadが登場するのはまだまだ先の話です。刊行ペースが遅いので、このままではゴールまで到達するには、あと5年ぐらいはかかりそうです。

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photo by raneko

翻訳本が旬を逃さずに原書が出てからすぐに出版されたのとは対照的に、コミック版はのんびりとしたものです。まあコミックにするのは翻訳よりもずっと時間がかかるのでしょうが……。ちなみに第4巻は2015年秋に発売予定と巻末にありました。

スティーブ・ジョブズ I

スティーブ・ジョブズ I

第3巻ではジョブズの変人ぶりが全開になります。会社では協調性ゼロで勝手にプロジェクト始めたり、プライベートではDNA鑑定の結果が出ているにもかかわらず子どもを認知しなかったりと目茶苦茶です。

こんなヤツとはいっしょに仕事したくないよねと誰しも思うでしょうが、かっちり成果を出すあたりはすごいです。まあ結局、後にアップルを追われることになりますが……。

日本ではこんな奇人は大きなビジネスはできないでしょう。軋轢があるものの奇人を受け入れる寛容さがあるのがアメリカの強みと思われます。他の多くの米国企業でもイノベーションをおこっているのを見ると、やはりアメリカにイノベーションが起こりやすい風土があるのは確かなようです。

途中まで読んで、そんなことを重いました。はやく続きを読みたい。

余談ですが、巻末に「アップルとテルマエとその周辺」という短編のギャグマンガが付いていました。面白いです。
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