退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

【映画感想】『ソロモンの偽証 前篇・事件』(2015) / 中学生が素晴らしいが、なぜ二部作にしたのか

周囲の評判がすこぶるいいので遅ればせながら、映画『ソロモンの偽証 前篇・事件』(2015年、監督:成島出)を見た。現在、上映中の「後篇・裁判」との二部作。近くのシネコンでは既に上映終了していたので、少し遠征してきた。

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本作は宮部みゆきの小説を原作にしたミステリーサスペンス。クリスマスの朝、校庭で転落死した男子生徒が発見される。この謎を生徒のみの校内裁判で解明しようする中学生たちを描く。

主役は中学生たちだ。主要出演者はオーディションにより選ばれたとのことだが、キャスティングが素晴らしい。中学生たちが重要な役割を果たす映画としては、最近ではテレビドラマから派生した『鈴木先生』(2013年、監督:河合勇人)が思い浮かぶが、それを上回る出来映えだ。

二部作にしたのは制作側の作品に対する自信の表れだろうか。ミステリーを二部作にするとは思い切ったものだ。確かに前編を見た観客の大部分が後編を見るために映画館に足を運ぶだろうと思わせるほど素晴らしい。

前編では事件だけが語られ、解決は後編に持ち越されているので何のカタルシスもない。作品全体の評価は後編を見てからということになるだろう。記憶が新しいうちに後編を見たいのだが、どうもGW明けになりそうだ。待ち遠しい。


『ソロモンの偽証』予告編 - YouTube

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