イスラム過激派組織「イスラム国」により日本人人質事件が殺害されたことを受けて、2月1日にNHKスペシャル『追跡「イスラム国」』が放送された。
そのなかで「イスラム国」の領土についての目標が紹介された。アラビア語で書かれた地図がオドロオドロしい。下図がその範囲である。かつてイスラム勢力が統治していた領土を回復するのが目標とのこと。
#ISIS Roadmap: The goal of a unified #Islamic #Caliphate. pic.twitter.com/21rEJM6xpV
— ThirdPosition (@Third_Position) 2014, 6月 16
米ABCによればこれを5年で達成するのが「イスラム国」の目標らしい。めちゃめちゃ広い。イベリア半島が含まれていることに驚く。
歴史を振り返るとイスラム勢力が広範囲に及んでいた時代があったのは事実だ。受験勉強で覚えた人も多いだろうが、イスラム帝国のウマイヤ朝の時代に最大領土を得ている。7世紀中葉のことである。
Source: http://www.mideastweb.org/Middle-East-Encyclopedia/umayyad.htm
地図で見るとイスラム帝国の領土は史上最大級かと思ったが、実際は史上5位である。ベスト5は下のとおり。
学生時代 中東やインドの歴史はいまひとつ興味が湧かなかったが、もう少し勉強しておけばよかったと思うことしきり。