退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

作品集「筒美京平 GOLDEN HISTORY」を聞いたみた。満腹です

これは筒美京平の作曲家活動45周年を記念して次のレコードメーカー6社の共同企画として、2012年に発売された記念作品集です。

それぞれCD2枚組、全40曲。トータルではCD12枚、全240曲。相当なボリュームです。再生時間はなんと13時間42分。

レア度は各社濃淡がありますが、ヒット曲だけでなくレア曲もきちんと収録されています。ちなみにジャケットのイラストは和田誠さんです。

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ただしソニーミュージックは今回の企画に参加してないので要注意です。当初、リリース予定だったソニーミュージック編は発売中止になった模様。したがって太田裕美などソニーのアーティストの楽曲はこの作品集では聞くことができません。

リーフレットによれば、選曲にあたり筒美京平氏の意向も反映されているとのこと。残念ながらヒットしなかった楽曲でも、作者の意向により収録されているものがあります。しかしリーフレットの曲の解説が4ページ程度なのはちょっと残念。これだけのボリュームですからリーフレットに全曲の解説を載せるのはムリでしょうが、ネット上に解説を置いてくれると神なのですが……。

個人的には、レア曲が多く収録されているキングレコード編がオススメです。安倍律子「孔雀の羽根」、高田恭子「河を野菊が」などの隠れた名曲は貴重。またレア曲とは言えませんが近田春夫ロキシーの夜」もしびれますね。みなさんも好みの曲をさがしてみてはいかがでしょう。

収録曲については下記の特設サイトを参照ください。