今月の「Mac Fan」(2014年 12月号)はYosemiteの特集でした。表紙は橋本愛。雰囲気が変わってますね。おっと脱線しました。
この特集でYosemiteの新機能についての記事を読んでいると、「うちのMac miniもアップデートしなくては」と思うのですが、すぐにアップデートするのはムリのようです。というのは、Mac mini (Late 2012)に特有の問題が報告されているからです。Apple Support Communitiesによくまとまっています。
問題というのは「スリープから復帰するときにフリーズする」というもの。このスレッドをよれば、音声出力端子にスピーカーを接続しているときに発生するとあります。私は常時ヘッドホンを接続しているので該当しそうな可能性大です。
アップルが根本原因を修正するまでの回避策(workaround)としては次の手段が挙がっていました。
- HDMI経由でディスプレイに音声を出力して、ディスプレイにスピーカーを接続する
- 電力制御でスリープしないように設定する
どちらも「ええええ」という対策なので、Yosemiteのパッチが提供されるまで当面アップデートは見送りです。
今回、OS Xのメジャーアップデートは初体験でした。正確にはまだアップデートしていませんが。上記の問題以外にも多くの不具合が報告されていて驚きましたが、バグだらけなのはOSアップデートのときの恒例行事のようです。なので仕事で使っているMacをいきなりアップデートする好事家はいないようです。
またWindowsではOSのリリース前に各メーカーがテストするフェーズがありますが、Macの場合はずいぶん事情が違うようです。OS Xはターゲットのハードウエアが限定されているのだから、バグは減らせそうなものですが……。アップルは企業規模のわりにソフトウエア品質管理がヌルいなと思う今日このごろです。