退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

【映画感想】『シザーハンズ』(1990) / ティム・バートン展やってきます

少し前に新文芸坐の〈魅惑のシネマクラシックスVol.16〉で、映画『シザーハンズ』(1990年、監督:ティム・バートン)を見てきました。併映は『未来世紀ブラジル』でした。

ティム・バートン監督らしい甘くも切ないファンタジーです。丘の上に住む発明家により作られた人造人間のエドワード(ジョニー・デップ)が主人公です。完成前に発明家が急死したため、エドワードはハサミの手のままひとり残されてしまいます。不憫に思った化粧品のセールスウーマンのペグが彼を家に連れてかえり、そこでエドワードは娘・キムに恋します。だが、それは決して成就することはありませんでした。

物語は事件から何十年も後、年老いたキムが孫に「雪はどうして降る?」と聞かれてエドワードのこと話すという立て付けになっています。キムは老いるが、エドワードは年を取らない人造人間であるという設定が本作の肝です。以前読んだ萩尾望都ポーの一族』にも、似たようなエピソードがありました。不老の存在との恋愛は永遠のテーマなのでしょう。

さて、今回はDCP上映でした。舞台であるカラフルな街並みが鮮やかな色彩で大きなスクリーン上に再現されていたのは収穫でした。映画を見たなあという気分になれます。

余談ですが、今秋「ティム・バートンの世界」展 が六本木で開催されます。ハロウィン向けの展示もあるので早めに行くとよいかもしれません。詳細は下記の公式サイトを参照ください。楽しみです。

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